【突然ですが!】旦那が入院してしまった…

日々★是 ~体験記録~

階段から転落!頭蓋骨骨折で救急搬送!

携帯に『緊急着信』という表示の電話が鳴っていました…

ゴールデンウイークに入る前日の4月28日金曜日。
夜11時過ぎに緊急の電話が入りました。

私は翌日、早朝6時からコンビニバイトのシフトが入っていたので、ぐっすり就寝していたため、気付くのが遅くなりましたが、何度も携帯に着信があったらしく、10時頃から大量に履歴が入っていました。

出ると救急隊員の方で、うちの旦那が酔っぱらって階段から落ちて頭をケガしたので、救急病院に運ばれたということでした。

半分寝ぼけていたのですが、もう一度聞き直して、今度は飛び起きて「すぐ行きます!」と返事をしてどこの病院か確認しました。

が…、
どうも最初の病院では対応できないほどケガが酷いらしく、転院になるので、病院が決まったらまた改めて電話する…と、言われました。

(なにそれ?どういうこと?)

ちょっと、パニック状態になりましたが、同居している息子の部屋に行き、電話の内容を説明して一緒に来てくれと頼みました。

息子も、私の説明では、そんなに大事おおごとではないだろうと思っていたみたいですが、とにかく一緒に来てくれるようで、「何やってんの~??」と、ブツブツ言いながらも、着替えて外出の用意はしてくれました。

その後、自宅から1時間30分くらいの場所にある病院に搬送されたと連絡があり、急いで搬送先の病院に向かいました。

自分の生涯でこんなことが起こるなんて思ってもみなかった

もともと旦那から、金曜日に飲み会があることは聞いていました。

コロナのせいで、旦那の会社での「飲み会」がすっかりご無沙汰になり、本当に久しぶりに開催されることになったみたいで、自粛解禁で良かったね。程度に思っていました。

普段から泥酔するほど飲む人ではなかったので、特に心配はしていませんでした。

むしろ(夕飯は残りもんでいいか…)と、ラッキーに思っていた程度です。

まさか、足元がおぼつかなくなり、階段から落ちるほど泥酔するとは、思ってもみませんでした。
まして、防御態勢も取らず、諸に頭から落下したらしく、右目上の前頭部を数か所骨折するほど激しい衝撃だったようです。

(本当に命があって良かった。)
あとで、医者から状況を聞いて、思ったのはこれだけでした。

その後、
重症ではあるものの、意識もあり、記憶も残っていて、会話も出来ました。
まったく頭を動かせない状況ではありましたが、暫く様子をみて、脳の状態が安定したころに、骨折の手術をすることとなりました。

脳外科と形成外科、耳鼻科や、眼科の処置も必要で、旦那自身が一番大変なのは分かっていますが、私自身もキャパオーバーで、こんな重大な事故が、自分の身内に、ましてや、夫に起きるとは思ってもみませんでした。

5月11日に形成外科の手術無事成功

ゴールデンウイークが終わって、翌週の5月11日木曜日に、やっと形成外科の手術を行いました。
脳の髄液の漏れがなかったので、骨折を固定するだけの手術でした。

手術前に説明を受けたのですが、ともかく大変な手術だという印象しかありません。

当日は、娘と息子と3人で病院のロビーで待機していました。
11時30分に来てくださいと言われていたので、早めに着いたのですが、前の手術が終わらず、結局13時05分から開始され、5時過ぎまでかかる大手術となりました。

大変なのはお医者様なのですが、待っている方も辛いものがありました。
よくドラマにあるような、赤いランプの手術室の前で、ベンチに座って待っている…という訳ではありませんが、院内のソファーで何もできず座って待っているのが不安でした。

娘と息子が一緒にいて、携帯が使える部屋だったことが、とても助けられたことでした。

手術が無事終わり、部屋まで一緒に戻って、先生からどのような処置をしたのか、写真で詳しく教えてもらい、処置が全て上手くいって、今後の経過を見守る事になると説明を受け、その日は帰りました。

旦那の頭の傷がものすごく痛々しかったのですが、ともかくも一山超えたことに安心しました。
先日の17日から頭を起こして、歩行の訓練に入っている状態なので、少しホッとしているところです。

《看護・介護・費用》心配事がいっぱい

身内の不幸ネタを掲載すべきか悩みましたが…

今回の件、ブログに掲載すべきか悩みました…

息子にも、身内の不幸話をネタにするのはどうなの?と言われたのですが、実名で晒している訳でもないし、なにより、自分自身がインターネットを使って、似たような体験をされている方や、手続きや費用などの不明点を検索しまくり、他の方の記事を参考にして、どうすればいいのか…どのようなシステムがあるのか?教えてもらうことで助けてもらいました。

なにしろ頭のケガで、後遺症が出るかもしれないと先生に宣告されているし、長期の休職のため、無給の状態となるし、そもそも仕事が続けられるか分からないし、入院の費用や手術の費用がどのくらいかかるのかさっぱりわからない状況で、不安で仕方ありませんでした。

そんな不安な気持ちを、ネットの体験談や、医療費用に関しての記事を読むことで、先の見えない状況から何をどうすればいいのか?指針を見出したような気がします。

また、文章にすることで、頭の中を整理できました。
不安で落ち着かない気持ちも、文章にして何が心配だったか見えるようになり、対応すべきことが見えてきました。

今の自分の状況や感情を文章に残すことは、無駄にはならないと思い、記事を掲載することにしました。

今回の件で真っ先に不安になった事

今回の件で、不安に思ったことは以下の3点です。

  1. 頭蓋骨骨折で生死の不安
    何より命が大丈夫なのかが心配でした。
  2. 後遺症の不安
    頭の怪我なので、脳に損傷がないか?
    障害が残らないか?
  3. お金の不安
    長期入院の場合、入院費はどのくらい?
    手術のお金は?
    急に大金準備できない。
    仕事が出来なくなるのではないか?

これらで、1番はとりあえず無事になりました。

2番については後述します。

一番心配だったのが、3番のお金の不安でした。

この件に関しては、ネットや、病院の事務員さんや、会社の方に相談して、健康保険と医療保険に加入していたので、何とかなりそうだとわかりました。

まず、入院費に関しては「高額医療費の負担軽減制度」というものがありまして、一月ごとに自己負担限度額が決まっています。
個人の標準月額報酬により、ランク分けされていますので、それぞれ金額が変わります。
これは年齢でも分かれていて、70歳を超えている方は、また、別の計算になるそうです。

ちなみに、我が家の場合
「80,100円+(医療費-267,000円)×1%」
となるそうです。
結局、医療費が分からないとどうしようもないのですが、入院費に手術代が入るので、最初は何十万も掛かると思います。

そこで助けとなるのが、会社の健康保険の傷病手当金と、個人で加入していたソニー生命の医療費保険があったことです。
この時ばかりは単体で医療保険に入っていてよかったと実感しました。

会社の健康保険の傷病手当金は1日5,000円程度。
これではとてもカバーしきれません。
医療保険は60日の限度があるものの、1日7,000円の保証コースだったので、合わせれば何とかなるかなと思います。(実際の請求見ないと分からないのですが…)

今現在、医師の指示で、休職は3ヵ月。つまり、無給期間が3ヵ月になるのですが、それは、私がバイトでも何でもして稼げばいいので、当面の緊急分だけでも保証があるのは助かります。

ちなみに…「東京海上日動あんしん生命」という会社で『家計保障定期保険』と、「住友生命」で『終身保険』にも加入しています。

こちらは死亡時の保証として加入したモノですが、なぜこのように、違う保険会社でバラバラに保証を付けたのかと言いますと、一社でのリスクを減らすためと、それぞれ取り扱っている商品が違う為でした。

子供が生まれた時に万が一を考えて、保険の相談窓口で、ファイナンシャルプランナーに相談した結果、このような保証の付け方を勧めてくれました。

今となっては相談してよかったと心から思います。
本当に何があるか分からないのが人生です。

息子の言葉「今はそれ考えても仕方ない」

さて、2番の『後遺症の不安』ですが、こればかりは、医師も確実には答えられないそうです。

骨折が思ったより複雑で、一部骨をいじれない箇所がありました。
その部分を取り除くには脳自身にダメージを与えるリスクがあるために、現状は自然治癒を待つことになりました。

なので、目の周りの複数カ所と眼窩の骨折部にアンカーで抑える手術だけと言われました。

また、転んだ衝撃で前頭前野部の脳にダメージがあり、複数の事を同時に熟せることが出来なくなるや、感情の起伏が抑えられなくなるなどの意識障害が起こる可能性があると言われました。
障害がどの様に出るのかは、医師でも分からないそうです。

そんなことを言われても、こちらはどうすればいいのか分かりません。
運転が出来なくなるや、電話しながらメモが取れなくなるかもなどと言われ、(それじゃあ仕事ができなくなるのでは…?)と物凄く不安になりました。

というか、今も凄く不安です。

主治医の脳外科の先生が、もう少し詳しい検査して、状態をみて、当院で対応できない場合はリハビリ用の専門の病院を別に紹介すると言ってくれました。

(本当にどうすればいいのか…)
途方に暮れていたのですが、息子に「今はそれ考えても仕方ないでしょ…」とバッサリ切られました。

あまりにもバッサリで、冷たいと思う反面、冷静になりました。

(確かに!)
今後どうなるか?なんて、普通の人生でも誰にも分からないんです。

現状、旦那と会話していて不自然さはないし、肉体的にも歩行訓練もはじまり、なにより命は助かったんだからこれだけでも感謝して、あとは起きた時に考えるしかないんですよね?

会社をクビになったとしても、生計を立てる方法は幾つもあるんだし、何より、家族がいるし…

入院してから娘も息子も、私を凄くフォローしてくれます。
一緒に先生の説明を聞いたり、旦那の会社への挨拶なども付き添ってくれたし、手続き等も手伝ってくれました。

家族の大切さはこういう時によく分かるのですね。

今は子供達が、優しくて頼りになる子に育ってくれて嬉しいし、育てた自分グッジョブ!って思ってます。
皆がいれば大丈夫。どんなことも乗り越えられるとポジティブに思っています。

ちょっとだけ残念なのが、これからこのブログで自作作品アップ頑張ろう!って決意していただけに、作品に掛ける時間が減るかもしれない事と、コンビニバイトだけでは生活できないので、新しい仕事を探さないといけない事なのです。

でも、気持ち吐き出せる場所だし、夢を諦めたくないので、このまま頑張ります。
丁度いいので、仕事探しもネタにしてみようかな~?
まだまだ色々チャレンジしていきますよ!

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