2023年2月13日月曜日都内の病院で急性心不全により死去
松本零士先生。本名:松本晟(まつもとあきら)。 1938年に福岡県久留米市に生まれ、15歳で投稿作「蜜蜂の冒険」によって雑誌デビュー。 「銀河鉄道999」、「宇宙海賊キャプテン・ハーロック」、「クイーン・エメラルダス」、など多数の作品を発表。アニメ化もされ、現在の日本のSFアニメに大きな影響を与えた巨匠の一人である。 享年85歳 ここに、素晴らしい作品を生み出してくれた事への多大な感謝と、たくさんの偉大な功績を偲び、哀悼の意を捧げます。 ありがとうございました。ご冥福をお祈り申し上げます。
「おばオタ」心の師匠と言える偉大な漫画家を失う
2023年2月20日突然の訃報に衝撃を受けました。
勝手に心の師匠と崇めていた「松本零士先生」がお亡くなりになったとニュースが流れたからです・・・
その日、「おばオタ」は早々に寝ていたのですが(コンビニバイト早朝なので…)、旦那がわざわざ起こして、教えてくれました。
うちの旦那も、如何に私が「松本零士先生」を崇拝しているか知っていたからです。
すぐにテレビのニュースを確認しました。
ひとつ確認したら、また別のチャンネルのニュースも確認し、ネットも確認しました。
事実と知って、力が抜けました。
自分の中の一つの時代が終わった感じです。
松本零士先生の作品は完結していないものが多数あるのですが、未完のまま終了しました。
先生の作品は、全て書き上げれば一つの作品になる、全て繋がっているをおっしゃっていたので、まだまだ書き続けるんだろうなぁと、漠然と思っていました。
残念です。
昭和の星がまた一つ消えました・・・
宇宙と 次元と 夢と 平和と
このブログを立ち上げた時、日記的記事「わか青春の・・・始まりの時・・・」という記事を書いています。
過去自分が如何にして「オタク道」へ向かったかを記載した記事なのですが、そこで松本零士先生との出会いが影響していると書いてます。
松本零士先生の作品を追いかけるということは、小・中学生が読むには、かなりアダルトな作品が含まれています。
「銀河鉄道999」は、そうでもないですが、「セクサロイド」や「四次元世界シリーズ」「ミステリー・イブ」などHシーンの多い作品も多かったので(というか、モロ成人漫画)買うのに勇気いりますよ。
ただし、内容分かっていればです。
当時「おばオタ」ともかく、松本零士先生の名前があれば買ってしまったので、あとで、アダルト作品と知る事が多かったですね。
松本零士先生の書く女性が好きだったので、Hシーンは気にしませんでした。
何しろ先生の書くHシーンって、よくわかんないアングルなので、アダルトな作品って意識が薄かったです。
その証拠に「インセクト」って昆虫が擬人化しているSF作品、学校に持って行って、部活の先輩に貸してましたからね。
結構バッチリそのシーンのある作品で、貸した先輩に「持ってきて大丈夫なの?」って言われました。
その時の私の返事「この人のHシーンって何書いてるかわかんない」って返事したのを覚えてます。
先輩が凄く衝撃を受けた顔して「なるほど~」ってうなずいていたからね~
読んでみると解りますが、セリフと、主に足と思われる部分のアップシーンが多い表現方法で、妄想で補えというHシーンが多いんですよ。
そんなことより、次元に関する考え方や、時間の概念に関する思考などの、作品の内容に凄く惹かれていました。
松本ワールドの独特な雰囲気が好きで、神秘的な女性像に憧れて、髪の毛伸ばしてましたよ。
(おばオタ的神秘的な女性像=長髪)
腰まで…
クラスの男子に「便器に付かない?」って聞かれた事が記憶にある…
廚二病…全開ヾ( ´∀` )
松本あきら時代の作品も集めてました
大量の松本先生の漫画を、結婚で、引っ越すときに古本屋に売ってしまいました。
今から30年くらい昔…
だって旦那の実家に入ることになったし…置いておく場所が無かったし…。
仕様がないとはいえ断腸の想いでしたわ…
この時はオタク界から完全引退しなければならないと思い込んでいましたからね。
売った本には、古本屋を巡って探した「松本あきら」名で執筆されていた頃の少女マンガもありました。
と、いっても、当時から古書に分類される作品なので、復刻版の上製本しか手に入らなかったんですがね…
「エスの太陽」ってタイトルだったかな?短編が何本か入ってました。
売値が定価より高値が付いた記憶があります。
その後、子育ても落ち着いた頃、同じ本を探したけど、見つかりませんでした。
大後悔です。
松本先生の作品は少女マンガも多く、秋田書店の「トラジマのミーめ」は『プリンセスコミック』として出版されていました。
これは元ネタは『りぼん』(集英社)に掲載された「サムライミーくん」や「OKミーくん」という作品らしいです。
『リボン』時代の作品は知りませんが、『プリンセスコミック』時代の「トラジマのミーめ」は大好きな作品のひとつでした。
松本先生の短編作品はホントに素晴らしいです。
よく、これだけのページで感動させる作品を生み出せると感心します。
特に「ミーくん」は本気で泣けます。
ネコが主人公の作品ですが、ネコ達の生き様が潔くて本気で惚れてました。
残念ながら「トラジマのミーめ」は手放したけど、この作品だけは手放せず、未だに家にあるのが「銀の谷のマリア」(※写真参照)
昭和初期の少女漫画~って感じがして、懐かしさを感じる。
東京の神田神保町の古本屋や、川崎・蒲田近辺の古本屋を巡って見つけた、凄ーく苦労した記憶があって、売れなかったんです。
松本あきら時代の絵柄が、手塚治虫先生の描き方に雰囲気が似ていて、当時のマンガ界で如何に手塚先生の影響力が大きいか実感します。
その手塚治虫先生もお亡くなりになり34年くらい経ちます。
石ノ森章太郎先生も逝かれ、昭和のマンガ界をリードしてきた巨匠が次々といなくなっています。
時の流れに沿った、当たり前の現象なのですが、その時代を共に生きて、仮にも育ててもらったような師匠たちの消失に、オタクおばちゃんは悲しくて仕方ありません。
今、「おばオタ」が、我が心の師匠(勝手に認定)の為に出来る事は、師匠の作品が如何に素晴らしいかをこのブログで伝え、残す…くらいでしょう。
現在の「おばオタ」という人格を形成した要素の大部分は、松本漫画と言っても過言ではありません。
と言っても、実は、おばオタ。結婚後は、松本作品はあまり読めていないので、改めてこれから追いかけようと思います。
追悼の意を込めて…
今の時代デジタルで出版されていますから、探しやすい!
さらにどこが素晴らしいか紹介したい!
そのうちファンアートもチャレンジしますので、その際は是非チラッとでも見てやってください。
ともかくも「松本零士先生」感動をありがとうございました。
遠く時の輪の接するところで、またお会いできるのを楽しみにしております。
故松本零士を偲んで… メーテルのイラストをpixivに投稿しました。 宜しかったら見てやってくださいませ。#銀河鉄道999 祈り - iga-pinのイラスト - pixiv銀河鉄道999よりメーテルです。故松本零士先生を偲んで
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