おばオタのお釣り渡し間違えを救ってくれたお客様の話
損している訳ではないのに、わざわざ戻ってきてくれて、教えてくれたお客様
全国のコンビニ店員の皆様。日々お仕事ご苦労様です。
実際自分が体験してみて、いかに大変なお仕事か実感している「おばオタ」でございます。
いまだ、『トレーニング中』の名札を付けていますが、もうそろそろ3人体制から、2人体制になるそうなので、緊張しております。どーしよう。
自分、早朝の時間帯3時間のお仕事なのですが、その時間の中で、商品の検品や品出し、フライヤーなどの調理をこなしつつ、お客様のレジ打ち、と目が回るような業務内容なので、先輩達が軽くこなしている姿が信じられませんよー。
特に、この時間帯はお客様が多く、皆さん出勤前で急がれているので、素早いレジ対応が大事になります。だもんで、今だにテンパりまくってます。
で、先日なのですが、やってしまいました~
現金でのやり取りのお客様だったのですが、千数百円のお買い上げで、お支払いが1万円と小銭を渡されました。なので、レジに1万と〇百円と預かり金額をレジに打ち込んだつもりだったのですが、小銭の桁を間違えて入力し、レシートを出してしまいました。
いけない!いけない!と、お客様にお詫びし、電卓で計算し直し、まず千円札のお釣りを渡し、それから小銭をお返ししました。
その時、何を思ったのか、「小銭の額」をレジの金額を見て返してしまったのです。
つまり、小銭の額だけ間違って出したレシートの金額でお渡ししてしまい、数百円近く多くお渡ししてしまいました。
自分は全くそれに気づかず、そのまま業務引継ぎで、レジを締めて不足があったことがわかり、その原因までは分からず、店長に「気を付けるように」と注意を受けてその日は帰りました。
が、後日、店長から思わぬ報告を受けました。
その、お釣りを間違えて渡したお客様が、わざわざまた来店されて「これこれこういう事情でお釣りを多く貰っています。」とお店に報告にきてくれたそうなんです!
で、ビックリしました。
その時初めて、そういえばそんなこともあった…と、思い出し、でも電卓で計算してから、お返ししたつもりだったので、それが原因だと思いませんでした。
なにより!!
自分が損している訳ではないのに、わざわざ報告に来てくださり、その時はレジが混んでいて忙しそうだからと、後日改めて来店くださったお客様にとても感動しました。
本当に涙が出ましたよー!
やっぱり、日本っていい人多いですよね。心が震えました。店長も感動したみたいで「いいお客様でよかったですね。」と慰めてくれました。
全部自分のミスが悪いのは分かっていますが、こんな親切な人がいるなんて信じられなーい!
そのお客様には店長が対応してくれた様で、すぐに確認が取れる事ではないので、金額はそのままで、と、お帰りいただいたみたいでした。
店長には「お店に損をさせて、本当に申し訳ございません。今後十分注意します」と平謝りいたしました。
今だに怒られることも多いけどね
コンビニ店員という、これまでやってきたお仕事(事務系)と違う職場環境で、四苦八苦することも多いです。でも、このお仕事はまさに、感謝を知るには格好なお仕事だ、と、今まさに実感しております。
今回のお客様の件もそうですが、
お年寄りの持参している「買い物袋」に商品を詰めてあげたり、小さい子の買ったお菓子にシールを貼って手渡ししてあげたり、ほんのちょっと、ちょっとした気遣いでだけで「ありがとう」を言ってもらえるんです。
お仕事をしていて、「ありがとう」と言ってもらえる事が、こんなに嬉しいなんて知りませんでした。
手際悪くて「遅い!」と怒られることも多いけど、名札の「トレーニング」の文字で許してくれてる方も多いみたいで、しょうがないな…というお顔をされお帰りになります。
皆様、本当にいい人が多いです…こちらこそありがとうございます。
早く立派な店員になって、お客様に迷惑をかけないように、気持ちよく過ごせるお店を目指してがんばります!
それでは皆様「ありがとうございました!
コメント