夢中を見つけた切っ掛けってなんだっけ?を思い出してみる
「二次創作の作品を発表してもいいんだっ!」て知ること
自分のおたく活動のハシリって、何かな~・・って思い出すと、やっぱ「銀河鉄道999」(著:松本零士)からかなあ~と思いますわ。
漫画は幼少期より好きだったような気がする。
小学校の頃は「なかよし」(講談社)って雑誌買っていて、「キャンディ・キャンディ」とか好きだったけど、まあ、普通に漫画好きだったくらいで、ハマるほどではなかったのよね。
でも、この作品に出合ってから変わった!!
たしか・・・小学校4年くらいの時に、急性盲腸炎になって入院した時、親戚のおじさんが買ってきてくれた漫画が「銀河鉄道999」だったのです。お見舞いに3巻~6巻位だったと思う、貰ったんだけど、それまで少女漫画しか知らなかったから、絵柄も、ストーリーも、すごく画期的で衝撃を受けた記憶がある。ともかく、退院してから1巻が読みたくてお小遣い持って本屋に直行した記憶があります。
それからは、お小遣い全て「松本零士作品」特に「銀河鉄道999」に注ぎ込んでたわ~
中学に入ってからも「松本零士・愛」がとまらず、「松本零士」作品を買い集め、アニメ化された時は、「アニメージュ」とか「ジ・アニメ」っていう雑誌も買いあさり、メーテルが出ている雑誌全部買ってたもんね。全部はないか・・・子供だから小遣いの続く限りだな・・・
あふれる愛が留まらず、同人誌という世界があると知ったのは、松本零士先生の作品のおかげでした。
たしか、中学の部活の先輩が、どっかの大学のサークルで出しているという松本零士先生の同人誌を見せてくれたんだよね。その内容は二次創作ではなく、松本作品の考察みたいな本だった記憶があるわ。
でも、衝撃だった。
「自分で本を作るということ」「好きなキャラを自分の空想で動かすということ」「プロでもない素人さんたちが集まって、自由にキャラ愛を表現していること」
そんな世界があるってこと!
大衝撃!感動したわ~!じぶんもやりたいっ!って、思ってたけど、まだその時はどうやって仲間になるのか、わかりませんでした。
いいなあ~って指くわえてみてた時代でした。
平成はオタ活が手軽にできる時代だったね
今となっては、平成も終わってしまったけど、振り返ってみると昭和の終わりから平成って、本当に手軽に自分でメディア媒体を作れる時代になってたね。
同人誌の印刷もちゃんとした印刷会社で、50部からの小規模印刷をしてもらえるようになってるし、音楽も自分で簡単にCD作れるし、なんならグッズも勝手に色々作れる。コミケみたいなイベントに行くと、え?業者さん?って聞きたくなるような商品がいっぱい売られているもんね。正直、この時代に生まれていたらもっと色々やれてたと思う。
うらやましいぞ。今の若者。
おばちゃんの『ひがみ』と若者の『なやみ』
今、自分の子供達を観ていると、やれることが多すぎて何をどうしていいのかわからないのではないかな?と思うことがある。現在、娘も息子も就職ではなく、派遣とバイトで日々凌いでいる。
こちら(親)も何も言わない。ただ、義務教育を過ぎてからの学費は返済してもらっている。(高校は別・義務教育とみなす)娘は専門学校の学費を月々家に入れて完済した。その上で独立して彼氏と暮らしているので(結婚はしていない)バイトだろうと何だろうと好きにすればいいし、息子は大学卒業したばかりなので、現在返済してもらっている最中である。
目的は学費の返済なので、方法には口を出さないようにしている。犯罪にかかわらなければ問題ない。
我が子の事なので、今後どうするか心配は心配だけど、成人している人間に何をどうしろと口を出すのも情けない。
大体自分自身が高校卒業後しばらくバイトで凌いでいたのだ。言えるわけがない。自分の親も何も言わない人達だった。潔い親でとても感謝している。それを思えば自分の子に何を言えるだろうか。
ただ、見つけてほしいと思う。
やりたい事を・・・自分の熱を向ける事を・・・
クサい言い方で申し訳ないが「生きがい」を見つける事を諦めないでほしい。
これは、今のモノも情報もあふれる時代に生まれた全ての子らに向けて願う。
コメント